TOEFL（トーフル）について
さて、TOEFL（トーフル）の詳細についてお話します。正式名称は「Test Of English as a Foreign Language」となっており、日本も含む英語圏以外の国の人が、アメリカ合衆国、カナダへの留学・研究を希望している場合に、充分なだけの英語能力があるかを測定するテストです。
大学側でも、実際にこの検定での点数を大学入学判定基準の１つとして扱っていることが多いようです。したがってTOEFL（トーフル）は留学生向けのテストということになります。
130以上の国々の9,000 以上の大学・機関が既に、トーフルを入学選考基準のテストスコアとして採用するようになっています。更に詳細については、トーフルスコアの受け付け団体・機関を参照してください。
トーフルは受験のしやすさも特徴となっています。それは、TOEFL テストは現在、世界 165カ国以上で実施されているからです。約4,500会場は交通も至便で、その中から受験場所を選択できますし、テスト自体も1日で終了します。
テストでは、留学先の授業で現実的な英語能力を測定できます。内容ですが、留学した時の授業と同様で、受験者は教科書の抜粋を読んだり、講義を聴いたりします。その後、それを基にして話したり書いたりするわけです。
テストの内容についても、学術的な設問や課題で構成されているので、非常に実用的なテストなのです。
スピーキングを公平に評価する点も特徴です。スピーキング評価をするテストは、マンツーマンの面接で行われます。つまり、面接者の機嫌などで不幸にも実際より低く評価される可能性もあるわけですが、トーフルでは、スピーキングは現地のテスト会場で試験官によって評価されるのではなく、スピーキングの解答を録音して、それを3～6 人の採点者が評価するようになっているのです。
これでスコアの客観性が保証されるという仕組みです。ちなみに「TOEFL iBTテスト」では、大学レベルの英語理解能力を測定します。