トーイック・SWテスト
トーイック(TOEIC)にはテストは和文英訳、英文和訳などの技術的な面はありません。あくまでも、身近な生活シーンからビジネスシーンまで、幅広い英語のコミュニケーション力がどれだけあるかを測るものです。
また、受動的能力(ListeningとReading)を客観的に測定することで、英語によるコミュニケーション能力が総合的に評価できるよう構成されているため、いろいろな用途・目的で幅広く活用しやすく、世界各国の企業、学校、団体で採用されています。日本でも年間約230万人が受験(2012年度)しています。
そして更に英語の利用実態や評価方法という点でニーズが変化していくことに対応するという主旨で「トエイック・SW」テストもつくられました。トーイックのテストでは、前述の通り「リスニング&リーディング」という、いわゆる受動的能力を測定して英語でのコミュニケーション能力を評価したわけですが、言い換えれば、2種類の能動的能力を評価するのは、各能力を直接的に測定するということでもあります。
トーイックテストを開発・制作している非営利テスト開発機関である「Educational Testing Service」(ETS:米国ニュージャージー州プリンストン)は、常に国際的な環境で、コミュニケーションとして使われる英語の調査・検証を続けています。当然ながら、英語の利用は日常生活においてますます拡大し、スピーキングとライティングという能動的能力の必要性を強く認識して、新たなテスト開発をしたのです。
トーイック・SWテストは、試験問題はトーイック・スピーキングテストと、トーイック・ライティングテストで構成されており、どちらもセットで受験します。スピーキングテストは約20分で11問、ライティングテストは約60分で8問あります。