トーイック・Bridgeテスト

 

トーイック(TOEIC)にはもうひとつ新しいテストがあります。それがトーイック・Bridgeです。これは「トーイックへの架け橋」という意味や目的が込められてあります。

 

具体的には、基礎的な英語コミュニケーション能力を評価するための世界共通のテストとなっています。トーイック・Bridgeの制作は、トーイックプログラムを開発したETS(世界最大の非営利テスト開発機関)が行っています。

 

もともと、トーイックテストの方は、企業や、各種団体、大学などで広く浸透してきていますが、大学・高校・中学校などの教育機関や一般の人には、ちょっと敷居が高いと感じるものかもしれません。そこで、トーイックよりももっと身近で日常的な内容で、しかも、テスト時間も短い、易しい初級学習者向けとしてのテストを求める声も高まっていたのです。

 

こうした別のニーズに対応するためにつくられたのです。トーイックの特長は「スコア表示による評価方法」、「信頼性の高いモノサシ機能」などであり、それに初・中級レベルの英語能力測定も併せてテスト設計されています。

 

トーイック・Bridgeでは、英語能力向上に役立つよう、新たに5分野3段階の診断情報をサブ・スコアとしてフィードバックするのが特徴です。そうして将来、大学やビジネスで英語能力を高めていく道しるべとして、学習初期段階での自己診断には最適というわけです。

 

テスト時間と問題数もトーイックテストの半分です。トータル180点のスコアは2点刻みです。マークシート方式の一斉客観テストとなっていて、日常的なコミュニケーション場面中心にテスト問題がつくられています。